田舎でのんびりと飲食店
私はずっと料理人をしながら水戸市のAGAクリニックに通いました。
ドラマや漫画で戦場のような厨房が描かれますがまさに、あのようなイメージです。
そんな私も自分で店を出すことになりました。
戦場のような空気には疲れていたので田舎の方で小さな飲食店をすることにしました。
場所は良いところが見つかりました。
田舎ではありますが山の麓で公園もあって人通りは悪くありません。
私はその場所に店を出すことを決めました。
しかし、店を開けてから田舎独特の空気に飲み込まれました。
田舎ではよくある話しなのですが新しい物を極端に毛嫌いして排除しようとするのです。
同じ地域にある比較的新しい飲食店や雑貨屋さんなどの個人経営の店舗に話しを聞きに行くと同じ印象を持っているようでした。
私たちは出店している地元地域のお客さんたちを諦めて隣町などの隣接地域の宣伝に力を入れるようになりました。見込み顧客の育成に力を入れたのです。
すると、私の店だけでなく周辺のお店も賑わうようになってきました。
私たちの店が賑わってきても地元の人たちは相変わらず我関せずです。
地元のことは地元の人間がやるのであなたたちは自由にやっていてくださいのスタンスです。
今では東京のシェアオフィスのようにお互い干渉し合わないことが暗黙の了解となっています。
田舎での出店がのんびりした空気は味わえます。
しかし、その地域が保守的な土地であった場合は飲食店として違った苦労が出てくるので注意が必要です。