ヒット商品には客観的な視点が必要

ヒット商品と聞くと、誰にも思いつかないようなアイデアを商品にして、それがヒットしたと考える人が多いかもしれません。しかし、岡山で大ヒットしたフルーツ通販の場合もそうですが、ヒット商品の裏にあるのは、誰にも思いつかないアイデアではなく、客観的なデータの集積かもしれません。

そもそも、ヒット商品には、前にもある商品の焼き直しのものが多いかもしれません。以前から好まれているものや消費者になじみのあるものの中からヒット商品が生まれます。まったく見たことのないものであれば、ヒット商品になるのは難しいかもしれません。今までにある商品の延長線上にヒット商品は生まれます。

つまり、ヒット商品を生むときには主観的ではなく、客観的なデータを集める必要があります。今までにどんな商品がどんな層に売れたのか、という分析は欠かせません。そうして丁寧にデータを集めた後に少しだけ新しい視点を取り入れるのです。今までにある商品の延長線上にあるけれど、少しだけ新鮮な切り口をもった商品を考えるとよいでしょう。